2013年11月4日月曜日

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。②~問題の本質とは?

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。



先日の、"手紙"行為以来、
山本太郎議員に関する話題が尽きない。

「議員辞職」なる言葉まで出てきている。

では、そもそも、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
国民ひとり一人が、きちんと認識する必要がある。

しかしながら、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
判断する基準がない。
つまり、その行為を咎める法令がないということ。

今の日本は、一応は法治国家と呼ばれているので、
国民を処罰する根拠は、"法令"に照らして行うべきだと思う。

もし、今回の山本太郎議員の行為を処罰する法令がないなら、
現段階では、これ以上国会で取り上げるべきではない。

(もしそういう法令をご存知の方がおられましたら、教えていただければ幸いです)

では、
今回の山本太郎議員のような行為を、
今後、容認していいのでしょうか?


そのもっとも決め手となるのは、
皇室自身がどう考えているか?だと思う。

そもそも、天皇陛下も、
手紙をはじめ、国民からの贈り物を受け取ることを、
どう思っておられるのでしょうか?

「モノ」ならいいのか?いけないのか?
「手紙」ならいいのか?いけないのか?
「カネ」ならいいのか?いけないのか?

それとも、
一切のモノを受け取らないのか?

そういう基準を、
国民にキチンと示すべきだと思う。

(そういう基準が既にあることをご存知の方がおられましたら、
教えていただければ幸いです。)

そういう基準がよくわからないから、
「天皇」という制度がある以上、
国民としては、何らかの「思い」(例えば山本議員のような行為者)が出てくるのは
やむを得ないと思う。

天皇陛下が、国民の一部の人を身近に招いて、
直接に接触するような行事(園遊会など)を計画する以上、
様々なリスクを想定しているはず。

最も最悪なのは、
天皇陛下に危害を加える行為だろう。

しかしさすがに、
刃物や爆弾の類は、園遊会などの行事には、
チェックされているに違いない。

それなら、「手紙」はチェックしなかったのか?

おそらく、チェックしなかったから、今回のような問題が起こったにちがいない。

ならば、今回山本議員が渡したモノが、
「カネ」だったら、どうだったのだろう?

これほど問題になっていただろうか?


(例えば、)
------------------------------
「敬愛する天皇陛下に、是非使って頂きたいので受け取ってください」

と言って、「おカネ」を渡す。

(あるいは、身につけていたスカーフやハンカチ、
はたまた、ダイヤや純金の指輪や
イヤリングのようなモノを渡す。などなど。)
------------------------------


しかし実際に、天皇陛下がアノ場面で
「カネ」(や、それ以外のモノ)を受け取ったとしても、
それは、スルーされて、送り主に返還されて終わる話だと思う。

ということは、
今回天皇陛下が受け取った山本議員の「手紙」も、
開封することなく、
そのままスルーして、山本議員に返して、
話は終わりではないでしょうか?


■問題の核心は、【議員】全員の職務怠慢

もし、天皇陛下に「手紙」を渡す行為が、
天皇陛下に危害を加える行為と同等か、
それに近いくらい"悪い"モノであるなら、

それは、キチンと法令で規定されて当然だと思う。

今回の行為を受けて、
そこら辺をきちんと"法制化"すべきとの議論が出るのが、
【国会議員】の仕事だ。

その議論をせずして、
つまり、【議員】としてのお仕事をそっちのけで、

一議員を"懲罰"するなどと言うのは、
【議員】の職務怠慢以外の何ものでもない。

幸いにも、今回の行為は、
天皇陛下に危害が加わるという性格のものではなかった。

ひとまずは安心ではある。

しかし、山本太郎議員の行為が、
そんなに悪いなら、

山本太郎議員の今回の行為を裁くのは、
国民か→(選挙)
裁判所→(法令)であるはずだ。

(ひろし)



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