中国の防空識別圏問題
最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。③
(つづき)
皆さんも、想像してみて下さい。
もし中国が警告通り、
民間機を撃墜したとして、
日本政府はどういう対応が取れるでしょうか?
おそらく、“非難の声明”を出すことくらいしかできないと思います。
アメリカも、中国を攻撃するところまではしない(出来ない)と思います。
中国も、そのことは理解しているに違いありません。
そのことを見越して、敢えて防空識別圏を設定したはずです。
ですから、
日本政府は、
メンツや正義にとらわれることなく、
中国に飛行計画を提出することを認め、
そのことを公表するべきです。
仮に飛行計画を提出したとしても、
民間機撃墜の可能性がゼロになったわけではありません。
が、今できる最善は、飛行計画を提出することしかないと思います。
(万一の事態には、政府・国交省の責任論を多少でも回避できます。)
中国は、今後も、力による世界進出をもくろんでくるはずです。
今回の防空識別圏の問題は、
その端緒にしか過ぎません。
日本はそのことに、早く気づくべきです。
そしてその対策を急ぐべきです。
(おわり)
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